税金の納付はQRコードを利用したコンビニ納付もあり<No.74>

QRコード&コンビニ納付

確定申告をした後税金の納付をQRコードを利用して、コンビニ納付をすることができます。納付書を税務署に取りにいく手間が必要ないので、忙しいフリーランスの方にオススメです。

QRコード&コンビニ納付

※QRコード&コンビニ納付

パソコン・スマホ・タブレットでQRコードを作成

QRコードを作成する方法は2つあります。いずれも国税庁のホームページからです。

確定申告書等作成コーナー

フリーランスの方が、確定申告書等作成コーナーを利用して所得税、消費税、贈与税を作成する際に、「住所・氏名等入力」画面において、

「コンビニQR納付」欄の「納付用QRコードを作成する」にチェックすることで、申告書と併せてQRコードを作成できます。

コンビニ納付用QRコード作成専用画面

納付に必要な情報をこちら国税庁のホームページの画面で入力するだけでQRコードが作れます。

納付情報の入力では

  1. 氏名
  2. 氏名フリガナ
  3. 郵便番号
  4. 住所
  5. 電話番号
  6. 整理番号
  7. 納付先税務署
  8. 納付税目
  9. 課税期間
  10. 申告区分(確定申告・予定納税など)
  11. 本税
  12. 罰金税
  13. 延滞税
  14. 合計額

上記の項目を入れて次へを押すだけでQRコードが作れます。

スマホ・タブレットで作成して、画面コピーをすると便利です。

パソコンだと紙に印刷する必要があると思います。(パソコンをコンビニに持って行かないといけないので)

コンビニで納付する

使えるコンビニは以下の4カ所です。

  1. ローソン
  2. ナチュラルローソン
  3. ミニストップ
  4. ファミリーマート

ローソン・ナチュラルローソン・ミニストップだとLoppi端末のある店舗。

ファミリーマートだとFamiポート端末のある店舗に限られます。

LoppiまたはFamiポート端末で、スマホ・タブレットに画面コピーしたQRコードを読み込ませる。

パソコンで印刷してきたQRコード(紙)を読み込ませると、バーコード付きのレシート用紙が出てきて、コンビニレジで税金を納付することが可能となります。

税務署が遠い方、コンビニが近いフリーランスの方など特にオススメです。

利用できる税目と注意事項

利用できる税目

基本的にどの税金でも納付できます。

ただし、所得税徴収高計算書により源泉所得税を納付する場合は、利用できない場合があります。

フリーランスの方であれば、従業員の源泉所得税、税理士など報酬の源泉所得税が利用できないということになります。

注意事項

  • 納付できる金額は、30万円以下となります。
  • 領収書は発行されません。(払済金受領書は発行されます。)
  • 金融機関や税務署の窓口ではQRコードによる納付はできません。
  • コンビニでの納付は、現金のみとなります。(クレジットカード・電子マネー利用不可)
  • QRコードでコンビニ納付をしてから、納付済みの納税証明書の発行が可能となるまでに、3週間程度かかります。

以上を勘案すると、

  • 30万円以下の少額の税金
  • 領収書発行されないため、経費になる税金は納税通知書と払済金受領書を保存
  • ネットバンキングでコンビニでお金をおろす
  • 納税証明書がすぐ必要な方は向かない

これらのデメリットや出来ないことが当てはまらなければ、QRコードでコンビニ納付を選択するのも良いといえます。

まとめ

税金の納付書が手元にない場合に、QRコードでコンビニ納付を選んでも良いのではないでしょうか。

納付の方法としては

  • 納付書で金融機関で納付
  • 振替納税
  • クレジット納付

などがありますが、振替納税・クレジット納付ですと手続きが面倒、あとで知ったなどということもあります。

QRコードでコンビニ納付は、後からでもコンビニ納付用QRコード作成専用画面で納付書に代わるQRコードを作成できるという点で優れています。

最後に

編集後記

福岡税務署に相続税の申告書を提出しに行った時、QRコードを利用したコンビニ納付を開始します というパンフレットが目に入りました。

普段は、フリーランスの方を振替納税をオススメしますが、フリーランスの方の単発の確定申告の依頼があったときなどにQRコード納付は便利だと思い記事にしました。

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