法人向け保険のメリットと注意点は?<No.24>

個人契約と法人契約では、保険料の経理処理やお金の流れが違います。法人向けの保険の

メリットと注意点について解説いたします。

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法人向け保険のとは?

経営者は、会社勤めのサラリーマンと比べて、自社に対しても家族に対しても、

背負うべき責任が多く、非常に重いです。

特に、事業が安定するまでの創業期は、もしもの時を想定し、公私ともに財務への不安を

解消できる備えをしておく必要があると考えます。

その備えのひとつが、経営者だからこそ考えたい法人向け保険です。

創業間もない経営者は、加入を検討するべきだと思います。

法人向け保険は、一般的に、契約者は、法人で、被保険者は法人の代表者、

受取人は法人になります。

つまり、万が一、代表者が亡くなった場合、保険金が法人に入ってきます。

受け取った保険金は、その後の経営への補填や、借入金の返済、経営者の死亡退職金

に充てることが出来ます。

 

契約者 法人
被保険者 法人代表者
受取人 法人

 

個人契約と法人契約の違い?

個人契約の保険は、健康保険や税金が差し引かれた残りの可処分所得から保険料を

支払うことになります。

死亡保険の保険料を年8万円支払った場合、4万円が保険料控除として経費になります。

しかし、年8万円以上支払っても、控除額は増えません。

法人契約の保険は、死亡保険で掛け捨ての場合、保険料の全額が経費となります。

よって、保険料が経費として認められる金額に、上限がなく個人の手取りから

所得を減らさないのがメリットです。

 

 まとめ

法人保険は会社の経営補填、借入の返済、死亡退職金に充てることが出来ます。

個人と違って、保険料が全額経費とすることが出来ます。

気をつけるべきは、退職金規定を作成することをオススメします。

退職金規定を作り、会社から遺族へ死亡退職金を支払う場合に、誰に支払うかを

決めるということです。

誰に支払うかを決めておかないと、思った通りに相続がうまくいかず紛争の原因に

なることがあります。

また、相続税法では、500万円×法定相続人の非課税枠があります。

保険金設定の際の参考とするとよいと考えます。

 

■編集後記

午前は保険会社との打ち合わせ。午後は個人の監査と打ち合わせでした。

実家が福岡で飲食店をしており、親もある程度の年齢になってきたので

事業承継や保険の話をしました。自分の親にすすめられる提案を

関与先にもしたいと思っています。

■「1日1新」

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