小説家・絵本作家・YouTuberを掛け合わせた芸人さんの生き方<No.53>

一人は、小説家。一人は、絵本作家。一人は、YouTuberとして活躍する芸人さんの生き方をTVで見ました。ボクらの時代で対談した三人。彼らの苦労と思いを見て、これからの生き方・考え方を記事にしました。

※又吉・西野・梶原さんの生き方 ボクらの時代にて

又吉直樹さんの生き方

又吉さんの生き方が変わったのは、2015年。小説・火花が芥川賞を受賞してからです。

それまでは、お笑いコンビ・ピースのボケ担当として活躍されていましたが、知名度が一気にアップ。
当時、世間ではお笑い芸人さんの一人としての認知度でしたが、芸人初の芥川賞作家としての地位を確立。

お笑い芸人×小説家を掛け合わせた才能のある方です。
対談では、相方のピース綾部との関係を聞かれる場面では、
「マネージャーを介して安否確認している」といっていましたが、いまでもピース又吉と名乗っており、いつでも相方がアメリカから帰って来れるように、コンビ解散をせず活動しているところに絆みたいなものを感じます。
肝心の綾部さんは持ち前のコミニケーション能力で、友達ができ、楽しくやっているが、「向こうに行けばなんとかなる」っと言って「なんとかならん」と苦心しているようです。
趣味が、超がつく読書家であり、初めての執筆活動は、吉本興業の広報誌を書くことに。そこから文章を書く仕事がスタートしています。
好きなこと得意なことを本業のお笑いと掛け合わせた芸人さん。

そうそう真似は出来ませんが、好きなこと得意なことを突き詰めるという点で、豊かな仕事の仕方・生き方につなげられるといいと考えました。

西野亮廣さんの生き方

漫才コンビのキングコングのツッコミとして活躍。「はねるのトびら」というお笑い番組では、進行役も務めリーダー的な存在だった西野さん。
尖ったことを言ったり、絵本作家として活動すると公表したときは、周りは、西野さんのことをバッシングしていました。
私は、税理士試験の受験勉強・仕事であまり知りませんでしたが。
西野さんがTVでダウンタウンに進言していたことで、心に刺さった言葉があります。
それは、
「テレビでは、ひな壇の芸人さんたちが写る。でもこれからは、スマホで動画を見る時代だからひな壇芸人としては生きていけない」という言葉でした。
胸元の空いた白シャツ。尖ったことを言って、いじられて三つ目のボタンを外されていましたが、一つボタンを止めてよいとの許可が出ていました。
スマホの形って細長い長方形なので、ひな壇の方は、不要になると予測していたこと。

テレビから動画の時代がくると考えて絵本作家、オンラインサロンなど活動の拠点を移したことに鋭い先見性を感じました。
将来のニーズをとらえて、仕事の仕方を変える。生き方を変える。

芸人×絵本作家ではなく、さらに絵本作家×オンラインサロンなど活躍の場をどんどん広げているところに、西野さんの才能が見えました。

梶原雄太さんの生き方

漫才コンビ・キングコングのボケ担当の梶原さん。

「はねるのトびら」という番組が終わり、その2年後には、ストレスによる心身症で一度は仕事を休養されています。
4人のお子さんをもつ愛妻家としても知られていますが、仕事では、相方の西野さんが売れて、コンビ不均衡に悩んだようです。
引退も考えたと相方の西野さんではなく、又吉さんを見て話しをしていた場面がなぜか気になりました。
2018年の10月からYouTuber・カジサックとして活動を開始。

2019年12月末までにチャンネル登録者が100万人届かないと芸能界を引退と宣言までされました。
結果は、2019年の7月11日に100万人を突破。芸人×YouTuberとして活躍されています。

梶原さんの活躍をきっかけにYouTubeを始める芸人さんも増えてきています。
YouTubeという新しい市場にいち早く力を入れ、芸人さんとしてのスマホで見られる芸人さんとしての地位を確立したところに凄さを感じます。
起業家であれば、新しい市場に飛び込む勇気が必要だと感じました。

まとめ

三人とも39歳。三人とも同期。三人とも芸人さんともう一つのスキルを掛け合わせて成功している先見性のある芸人さんでした。
周りからの手のひら返し、家族を養っていく不安、芸人辞めようか、コンビの不均衡を乗り越えた先の三人。
軽いボケをいいながらも軸がハッキリしている。そんな彼らの仕事術・生き方を見て、自分も顧問先の将来も考えなければならないと考えました。

■編集後記
テレビは気になるものを録画し、見る場合は1.5倍速で見ています。今回この「ボクらの時代」を見ようと思ったのは、彼らの仕事術・生き方・考え方を学びたいと思ったからでした。
税理士がエンタメとして活躍する場面は少ないですが、ビジネスにおいて、何を組み合わせて強みを作るのか。

まだ、これからの市場に飛び込むということは、どういうことなのかと考えるよい機会となりました。
土曜日は、くじゅうの紅葉に行く予定でしたが、雨模様で中止になり、ホームページ作成をしていました。

少しずつメニュー表やプロフィールを充実していきたいと思っています。

■「1日1新」
親子丼ランチ 博多華味鳥にて

事業継続は掛け算、起業は足し算の記事→こちら