フリーランスは、ふるさと納税で年末に経費を作る<No.96>

ふるさと納税

フリーランスは、ふるさと納税で年末に経費を作ることが出来ます。フリーランスは、毎年の所得に増減があり、ふるさと納税の上限が変わるためです。年末の経費の有効な使い方を記事にしました。

ふるさと納税

※ふるさと納税

 

フリーランス・個人事業主は経理をして所得を知る

経理は毎日する

フリーランス・個人事業主の方は、年末に領収書・請求書の山を作ると

  • 気分が滅入る
  • 業績が分からない
  • 今年を年末に振り返ることが出来ない
  • 来年の目標を立てることが出来ない

デメリットばかりです。嫌いなイベントになってしまいます。

 

経理は、毎日のルーティンにすると

  • 毎日朝5~10分やる
  • 毎日会計ソフトをパソコンで開く

ことで、前の月・前の日の業績を確認して振り返ることが出来ます。

振り返ることはとても大事なことです。

  • どのお客様に売上があったか?
  • どの商品が売れているか?
  • どの仕事で時間とコストがかかったか?

経理を見直すことでこれからの仕事の仕方を微調整することが出来ます。

 

経理は自動化する

経理は、自動化すると少ない時間で業績が確認できます。

オススメは、

  • freee
  • MFクラウド

クラウド会計ソフトです。

 

クラウド会計ソフトは、

  • 通帳
  • クレジットカード
  • 領収書(経費精算)

を自動化することが出来ます。

 

  • 通帳は、ネットバンキングで自動化
  • クレジットカードは、事業用クレジットカードから自動化
  • 領収書は、スマホで写メして自動化

することが出来ます。

また、法人化すると現金出納帳という現金の動きを経理することが必要ですが、フリーランス・個人事業主の方は、事業主勘定という八百屋の現金のカゴみたいな科目が使えます。

 

所得を知って、ふるさと納税の上限を知る

ふるさと納税 上限とインターネットで検索するとサラリーマンの年収・所得が左側の行に金額の上限が分かります。

また、上の列には

  • 配偶者
  • 子供

など扶養している人数によってもふるさと納税の上限が変わってきます。

フリーランス・個人事業主の方向けのふるさと納税の上限表は少ないので、以下ご覧ください。

総所得金額
(寄附者本人)
ふるさと納税を行う方の家族構成
独身又は
共働き

控除なし

夫婦(配偶者控除38万円あり) 夫婦

子1人
(76万円控除)
夫婦

子2人
(114万円控除)
夫婦

子3人
(152万円控除)
200万円 40,000円 32,000円 24,000円 15,000円 7,000
250万円 55,000円 44,000円 35,000円 27,000円 19,000円
300万円 68,000円 60,000円 47,000円 39,000円 30,000円
350万円 80,000円 72,000円 64,000円 56,000円 42,000円
400万円 106,000円 85,000円 76,000円 68,000円 60,000円
450万円 121,000円 111,000円 102,000円 81,000円 72,000円
500万円 135,000円 126,000円 116,000円 107,000円 85,000円
600万円 164,000円 154,000円 145,000円 135,000円 126,000円
700万円 193,000円 183,000円 174,000円 164,000円 155,000円
800万円 231,000円 221,000円 202,000円 193,000円 183,000円
900万円 261,0000円 252,000円 242,000円 232,000円 222,000円
950万円 326,000円 270,000円 260,000円 250,000円 240,000円
1,000万円 344,000円 339,000円 328,000円 268,000円 258,000円
1,100万円 380,000円 380,000円 368,000円 356,000円 258,000円
1,200万円 415,000円 415,000円 403,000円 392,000円 344,000円
1,300万円 451,000円 451,000円 439,000円 427,000円 380,000円
1,400万円 486,000円 486,000円 474,000円 463,000円 451,000円
1,500万円 522,000円 522,000円 510,000円 498,000円 487,000円
2,000万円 801,000円 801,000円 787,000円 774,000円 760,000円
2,500万円 1,004,000円 1,004,000円 991,000円 977,000円 964,000円
3,000万円 1,208,000円 1,208,000円 1,194,000円 1,181,000円 1,167,000円
3,500万円 1,411,000円 1,411,000円 1,398,000円 1,384,000円 1,371,000円
4,000万円 1,614,000円 1,614,000円 1,601,000円 1,588,000円 1,574,000円
4,500万円 2,028,000円 2,028,000円 2,013,000円 1,998,000円 1,983,000円
5,000万円 2,255,000円 2,255,000円 2,240,000円 2,225,000円 2,210,000円

※子は16歳以上から扶養になる。19歳~22歳の子・70歳以上の親は扶養控除に加算があるため。上記の表と上限金額が変わってくるので注意。

サラリーマンの方は、毎月の給与・賞与の収入金額がある程度概算でわかります。

しかし、フリーランス・個人事業主の方は、毎日経理をしていないと概算の所得金額が分からないです。

経理を自動化して、ふるさと納税の上限額も分かる状況にしておきましょう。

 

ふるさと納税で仕事・私生活を充実させる

ふるさと納税の寄付先は、人によって価値基準が違うと思います。

私が思うフリーランス・個人事業主の方のふるさと納税の寄付先として良いと思うのは

  • 仕事で使う物を返礼品として選ぶ
  • 私生活の食べ物を返礼品として選ぶ
  • 災害にあった身近な市区町村に寄付する

など選定基準にしてはいかがでしょうか?

 

仕事で使う物を返礼品として選ぶ

仕事に使えそうな電化製品でいうと

  • パソコン
  • 外付けハードディスク
  • Yシャツ・ネクタイ

パソコン

長野県安曇野市に570,000万円寄付をすると、

  • VAIO SX14(Full HD Core i5モデル)

ちょっと高額ですが、所得が大きい方で、SonyのVAIOが好きな方だと良いと思います。Core i7モデルだと990,000円寄付となります。

 

外付けハードディスク

長野県伊那市に25,000円寄付すると、

  • 外付けHDD ポータブル 1TB

仕事で使うバックアップデータの保存に使える家電製品だと思います。

 

Yシャツ・ネクタイ

神奈川県鎌倉市に40,000円寄付して

  • 鎌倉シャツ

 

福島県伊達市に13,000円寄付して

  • ネクタイ(ニット)

 

仕事で使う物、こだわりのブランドがあれば、直接購入すると思います。

場合によっては、Twitterでこの時期、鎌倉シャツを返礼品として選んだという税理士のつぶやきを見て、ビジネスマンが身だしなみを整える手段としても、ふるさと納税が使えると感じました。

 

私生活の食べ物を返礼品として選ぶ

フリーランス・個人事業主の方で、美味しい食べ物を選ぶのであれば、

食べ物

  1. 北海道根室市の天然ほたて
  2. 佐賀県白石産のいちご「さがほのか」
  3. 佐賀県上峰町のお米「さがびより」

本日のふるなび食べ物ランキングのベスト3は、上記の通りでした。

独身の方でも、家族のいる方でも美味しものを食べて幸せな気持ち、家族の団らんで美味しいものを選ぶのも良いです。

 

災害にあった身近な市区町村に寄付する

自分に足りていなかった視点でいうと、フリーランス・個人事業主の方で

  • ある程度収入が安定している方
  • 上限額の大きい方
  • 根が優しい方

は、災害にあった身近な市区町村に寄付している領収書を見かけます。

 

福岡県民の私が、2019年に九州で起きた災害で記憶に新しい災害は、令和元年8月九州北部豪雨による被災でした。日付は2019年の8月27日から続く豪雨でした。

  • 福岡県朝倉市
  • 福岡県東峰村
  • 福岡県小郡市
  • 福岡県久留米市
  • 福岡県筑後市
  • 佐賀県神埼市
  • 佐賀県伊万里市
  • 佐賀県白石町
  • 佐賀県江北町
  • 佐賀県多久市
  • 佐賀県唐津市
  • 佐賀県佐賀市
  • 長崎県松浦市

以上の市区町村に甚大な被害ありました。

ふるさと納税で全国から寄付が集まっています。

私自身は、4月頃に上限までふるさと納税をしていたので、来年以降は、災害地域にも寄付をするべきだったのではないかと、反省しています。

収入の安定した方、気持ちに余裕のある方は、被災地へのふるさと納税もぜひ検討してみてください。

 

まとめ

フリーランス・個人事業主の方は、

  • 毎日・自動化して経理する
  • ふるさと納税の上限を知る
  • 年末にふるさと納税を上限までする

とふるさと納税の減税効果が受けて、仕事や私生活の充実に繋がります。

もちろん、収入や心に余裕があれば、被災地に寄付をすることも検討してみてください。

ぜひ、ふるさと納税の制度を有効活用してみてはいかがでしょうか。

 

最後に

編集後記

2019年6月1日から返戻率が30%以下に下がったこと。特産品に限られることにルールが厳格化されました。

関与しているフリーランス・個人事業主の方とふるさと納税の上限について12月何件か確認しました。

記事を見ていただいた方も参考にして貰いたいと思い、記事にしました。

 

1日1新

ふるなび

 

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